あれは…人か?
バトンストーリー
背中に羽が生えてる…。
え…おれ死んだの?
「君!そこを歩いてる頼まれたら断れなさそうなお兄さん
っ!ちょっと、助けてくれない?」
おもいっきり失礼だけど、そんなことはどうでもいい。
というより、背中の羽の方が気になる。
あれは取り外しできるんだろうか?
洋服には羽用の穴があるんだろうか?
そんなことを考えているうちにさっき呼び止めたお兄さんの近くまで来ていた。
「えっと…なにか?」
「あ、あのですね…ここってどこですか?」
「え?」
あー、単刀直入に聞き過ぎたか?
いや、そんなことはないよな?
「もしかして、あなたは…!」
?ん?何だ?
あ、そうだ。あれも聞いとこう。
「あのですね、もう一つ聞きたいんですけどいいですか?」
「え?あ、はい。どうぞ。」
「その羽ってどこから生えてるんですか?それ、動くんですか?洋服は穴とかあるんですか?」
「えっ…あ…あの、ここは天使の町です。でも、最近は悪魔が城を立ててしまって困ってるんです!」
「はぁ…っていうか、ねェ、その羽どうなってんの?陸さんもそんな羽欲しいなー。どこ行けばもらえる?」
「助けてください!」
「あれ?陸さんのお話はスルーしますか?ってか、おれ、ただの大学生ですから。『異世界トリップしちゃったピョン。だから、天使の国を助けちゃうピョン』って、軽いノリ出来ませんから。」
「天使の町です」
「あ、町ね。ごめんごめん。って、つっこむとこはソコ?」
「ぇ…。あ、すみません。えっと…この町の占い師が言ってたんです。『異世界から天使を救う男が現れる』って…」
この天使のお兄さんは、頭がおかしいんじゃないんだろうか?
占い師が言ったことを100%信じるのか?
って言うかさ、神様ももっと強いやつをトリップさせたがよかったんじゃねェの?
「あ、あの…」
「あ゛ァ?」
「すみません。あの、悪魔の城はここから歩いて3時間のと
ころです。」
…いやいやいや。なんで話が進んじゃってるの?
ってか…
「3時間は遠いだろっ!!」
「それではよろしくお願いします。では。」
「え、待って。ねェ、君はおれをイジメたいの?…あ、ほんとに行っちゃうんだ。」
ねェ、陸さんをここに置いて行っちゃうの?
『お供します!』的なことはないわけ?
ありえねェ…
陸さん3時間も歩ける気がしねぇよ…。
あとがきという「ごめんなさい」
今回はちょとだけストーリーバトンってことを思わせる感じなりました。
なんだか、やっとって感じですね。
まだ第一章にもなってない…。
こんなものでも、読んで下さってありがとうございます!!
苦情はイヤですが、感想とかもらえると嬉しいです。
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